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食文化の本来と将来 (pt015)

Kokushikan University via gacco

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Overview

2013年、「和食=日本の伝統食文化」はユネスコ無形文化遺産に登録されました。ユネスコ条約の目的は、危機に瀕している文化を保護すること。つまり日本から優れた食文化が消えつつあると認められたことになります。

みなさんは「食文化の講座」と聞いて、どのような内容をイメージしますか。グルメ大国、日本。食に対する意識も高い日本人。ところが、いざ「食文化」というテーマに直面すると、思ったよりも頭の中で体系化されていないことに気づくはず。この講座では、日々の食生活から見えるものだけでなく、見えてこないものも含め、食文化を形づくる骨格を学んでいきます。

そもそも、食文化とは何でしょうか。ヒトは生命をつなぐために食を獲得してきました。それがいつしか食を楽しむ文化を生み出し、社会を発展させていきました。食文化とは、食をめぐる文化の全てをさします。しかし食文化は長らく、その重要度にもかかわらず採り上げられにくい分野でした。古い考え方では、食を考えること自体が「卑しいもの」と思われてきたこと、日常生活の資料が乏しいこともあって研究が進まなかったのです。

インバウンドを大量に迎えるこの時代に、我が国の食文化を説明できますか? 今になってようやく見直されてきた食の重要性。身近なのに、全貌が大きすぎて捉えきれない。そんな一筋縄にはいかない分野に斬り込みます。4人の先生方の視点を借りて、食文化の「本来=母型や真相」に迫り、「将来=課題や展望」へ、ひとりひとりが日々の生活から食文化を意識する「見方のスコープ」を手に入れましょう。

Taught by

Yuriko Aoki, Kaoru and Katsuhiko Ueda

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