ラボの概要
このラボでは、サポートされているすべての出力ストリームのクローズドキャプションを含むライブストリーミングチャネルを作成します。
注意: このラボとキャプションの全般的な背景情報については、以下の付属のチュートリアルを参照してください。
Working with Captions Using AWS Elemental MediaLive
ワークフロー
お客様に配信する必要があるライブストリームがあり、そのライブストリームには正確なクローズドキャプションを入れる必要があります。エンジニアリングチームとマーケティングチームは、コストを最小限に抑えながら最高レベルの品質を理想的な視聴者に提供するために、コンテンツを以下の品質設定のアダプティブビットレート (ABR) スタックとして提供する必要があると判断しました。
- 1080p
- 720p
- 480p
- 240p
現在、音声とキャプションは英語のみ必要ですが、他の言語とキャプションのトラックを簡単に追加できるように、ワークフローは将来に対応できる必要があります。
ABR スタックは、プライマリユーザーベースに対応するために、以下の 3 つの異なる出力グループを使用して世界各地に配信する必要があります。
- HLS
- DASH-ISO
- Microsoft Smooth
これらの出力要件、エンジニアリングチームとの話し合い、ライブストリームの文字起こしを担当するパートナーとのキャプションについての話し合いに基づき、ライブソースから高品質のライブ送信フィードを文字起こしサービスに送信します。文字起こしサービスでは、キャプションの表示、記録、動画への埋め込みを行います。キャプションが埋め込まれた高品質のライブ送信フィードは、残りのワークフローの開始点となります。
上記の要件と AWS メディアサービスの知識に基づいて、このラボでは以下のワークフローを構築します。
実際のワークフロー
注意: 実際のシナリオでは、入力ストリームは RTMP(プッシュ)ストリームになります。ただし、この演習では、以下の画像に示すように、お使いのアカウントでアクセスできる Amazon Simple Storage Service (Amazon S3) バケットに保存されている MP4 ファイルを使用して同じキャプションワークフローを再現します。
このラボのワークフロー
取り上げるトピック
このラボを修了すると、以下のことができるようになります。
- AWS Elemental MediaPackage を使用して、すべてのエンドユーザーに適切な出力グループを作成する
- Amazon CloudFront を使用して、コンテンツをすべてのユーザーに配信する
- AWS Elemental MediaLive を使用して、選択可能な音声トラックとクローズドキャプショントラックを含んだ ABR スタックを作成する
- 必要なすべての出力でキャプションが機能することを検証する
技術知識の前提条件
このラボを完了するには、AWS マネジメントコンソールの基本操作に関する知識が必要です。また、AWS メディアサービスの一連の製品に関する知識も必要です。